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特定技能「資源循環」とは?優良機関認証と2026年9月時点の準備状況を解説

対象事業者と、独自の「優良機関認証」の仕組み・試験と協議会の準備状況を解説

特定技能「資源循環」とは

資源循環分野は、令和8年(2026年)1月23日の閣議決定により、特定技能の対象分野に新たに追加された分野のひとつです。所管は環境省で、廃棄物処理業界の人手不足を背景に新設されました。受入れ見込数は、令和8年度から令和10年度末までの3年間で900人です。

対象となる業務内容

資源循環分野は業務区分が1つのみで、「廃棄物処分業(中間処理)」です。従事できるのは、家庭からの排出および事業活動に伴って排出される廃棄物の中間処理(廃棄物の減量化・減容化・安定化・安全化)を行う業務で、一般廃棄物・産業廃棄物のどちらも対象です。

破砕・中和・焼却等の設備操作、燃え殻集約作業等の関連業務にも付随的に従事できます。

【重要】2026年9月時点では、まだ受入れができません

資源循環分野は制度としては新設されましたが、2026年9月時点で次の点が未整備のため、実務上の受入れルートがまだ存在しません。

  • 試験が未公表:技能測定試験(資源循環分野特定技能1号評価試験)は名称のみ決まっており、実施時期・実施機関とも「詳細決まり次第お知らせします」の状態です
  • 協議会が未設置:受入れ企業の要件になっている協議会自体が、2026年9月時点で立ち上がっていません
  • 運用要領(詳細ルール)が未公表:技能実習からの移行の扱いなど、分野別の細かいルールを定める運用要領別冊が公表されていません

環境省の制度概要資料では、告示・協議会・試験の開始時期が「令和9年4月頃」とされていますが、受入れ企業の上乗せ要件を定めた告示自体はすでに令和8年7月30日に公布されているなど、公表資料と実際の進み方にずれが生じています。受入れ開始が正確にいつになるかは、2026年9月時点では確定していません。

受入れ企業になれる事業者

資源循環分野で受入れ企業(特定技能所属機関)になれるのは、各種リサイクル法に基づく許可・認定を受けた事業者に限られます。主なものは次のとおりです。

  • 一般廃棄物処分業者・産業廃棄物処分業者・特別管理産業廃棄物処分業者(廃棄物処理法の許可)
  • 再生利用認定業者・広域的処理認定業者・無害化処理認定業者
  • 容器包装リサイクル法の再商品化事業者
  • 家電リサイクル法・小型家電リサイクル法の認定事業者
  • プラスチック資源循環促進法関連の認定事業者
  • 再資源化事業等高度化法の高度再資源化事業認定事業者等

該当する許可・認定の種類は多岐にわたるため、自社がどの類型に当てはまるかの確認が第一歩になります。

協議会の「優良機関認証」が必要です

資源循環分野には、他の分野にはない独自の関門として、協議会による「優良機関認証」という仕組みがあります。

協議会への加入を希望する事業者に対して、書面審査および実地確認が行われ、この確認を通って初めて認証を受けられます。この確認は受入れ前だけでなく、受入れ後も定期的に行われ、確認の結果によっては受入れ要件を満たさなくなる可能性があります。単に協議会に加入するだけでは足りず、継続的な認証の維持が求められる点が、この分野の最大の特徴です。

登録支援機関に支援計画の全部を委託する場合も、その委託先は「協議会の構成員であり、かつ優良機関認証を受けた登録支援機関」に限られます。これは19分野の中でも、最も重い登録支援機関の要件です。

その他の要件

  • 資源循環分野の特定技能協議会の構成員であること、協議会への協力
  • 環境大臣等の調査・指導への協力
  • 実務経験を証明する書面の交付

労働者派遣は禁止されており、直接雇用に限られます。

必要な試験(準備状況)

資源循環分野特定技能1号評価試験という名称は決まっていますが、実施時期・実施機関とも未公表です。日本語要件は、参照枠A2.2相当以上とされています。技能実習からの移行についても、現時点では公式な情報がありません。

特定技能2号について

資源循環分野は、2026年9月時点で特定技能2号の対象になっていません。

CTCのサポート内容

株式会社CTCでは、義務的支援10項目を含む支援計画の実施をサポートしています。資源循環分野は、登録支援機関側にも「協議会加入」に加えて「優良機関認証」という独自の要件が定められており、19分野の中でも特に準備に時間がかかる分野です。支援委託をご検討の際は個別にご相談ください。詳しくはサービス内容のページをご覧ください。

よくある質問

今すぐ資源循環分野で特定技能外国人を採用できますか?

できません。試験・協議会・運用要領がいずれも未整備のため、2026年9月時点で受入れルートは存在しません。

「優良機関認証」とは何ですか?

資源循環分野で協議会に加入するために必要な、書面審査と実地確認を伴う認証です。受入れ後も定期的に確認が行われ、認証されなかった場合は受入れ要件を満たさなくなります。

今のうちに準備できることはありますか?

自社が対象となるリサイクル法上の許可・認定を受けているかの確認、優良機関認証に向けた社内体制の整備をおすすめします。

特定技能2号への移行はできますか?

できません。資源循環分野は特定技能2号の対象になっていません。

まとめ

資源循環分野は2026年に新設されたばかりで、現時点ではまだ受入れができない準備段階です。特有の「優良機関認証」も含め、他分野より準備に時間がかかることが見込まれます。資源循環分野での人材確保をご検討の企業様は、お気軽にお問い合わせください。

関連する分野

  • 特定技能「物流倉庫」:倉庫内の入出庫・保管作業が対象。資源循環と同じく、2026年9月時点ではまだ受入れができない準備段階の分野です
  • 特定技能「ビルクリーニング」:建築物内部の清掃が対象。廃棄物の処分ではなく清掃業務はこちらの分野で、すでに受入れが可能です

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